「勇気凛々」りんこのブログ

長年勤めた外資系の会社をいきなり退職して会社員脱出!日々思ったことを書いています。

転職

公務員の友人に、

自分の転職活動について話したことがある。

 

「いいのよ、年収下がったとしても」

というせりふが出てきて驚いた。

 

通常、私や同僚が転職する場合は、

年収を上げるためである。

全く違う経験のない分野で働く場合なら

いざしらず、

同じような業務で年収が下がるのに

転職するなんて、考えたことがない。

(会社の財務状況が悪化してリストラ、

養う家族がいて、

すぐに見つけなければいけないような場合は

もちろん除く。)

 

そこで考えたのは。

外資に勤めていると、

「自分の働きは報酬に見合っているか」

を考える機会が多い。

平社員でも、

よく、リクルーティングの電話が

かかってくるから

あまり見合っていないと思ったら、

たいていの人は転職してしまう。

 

しかし、公務員や、

日本の大企業に勤めている人は、

そもそも、自分の働きが報酬に見合っていないと

思っているのではなかろうか?

 

公務員は、一般的に転職するのが難しく

一生をそこで勤めあげることを前提としているし

 

日本の大企業は、

若い時に搾取されて

(でも、独身寮など福利厚生で補てんされるけど)

中年以降でとりもどす

一生をそこで過ごしての計算を

前提にしている。

高い企業年金もあるだろう。

 

つまり、各人が計算をしていないにしても

なんとなく

そこで勤め上げないと損

あるいは

外のほうが年収が下がる

という思い込みがあるのではなかろうか。

 

外資」「日本企業」で

一般化するのも乱暴であるが

外資勤務は、会社と(ある程度)距離がある、

ということは言えると思う。

 

最初に入社した会社が

日本の大企業だったから

そこで、何となく、

愛社精神」みたいなのを感じたから

こんなふうに感じるのかもしれない。

 

長期にわたる友人でも、

環境が違うと、

話す内容まで注意しなければいけないのか、と

少し悲しくなった。