「勇気凛々」りんこのブログ

長年勤めた外資系の会社をいきなり退職して会社員脱出!日々思ったことを書いています。

豊かな国の食べ物

最近、米国で、マーガリンに多く含まれている、トランス脂肪酸が禁止になったことが話題になっている。

私が子供の頃、朝はパン食だったのだが、家ではバターしか使わなかった。マーガリンが健康上どうこうということではなく、単にバターが美味しいからという理由だったのだと思う。そういうわけで、私は最近トランス脂肪酸が問題になる数年前まで、特に考えなくバターを使い、バターとマーガリンの違いについて考えたことはなかった。

しかし、私は、何が入っているかわからない加工品より、野菜や肉を買ってきて、自分で作るほうが好きである。マーガリンは、特に身体に悪そうなイメージは最近までなかったが、私の「何がはいっているかわからない加工品」リスト入りしてしまった。

会社で、昼食を見て思うことがある。コンビニで買ってきたおにぎりやサンドイッチ、お弁当。自炊しない人は、夕食さえ、お惣菜を買ったり、チェーン店で○○丼を食べたりするのだろうか。特に、セントラルキッチンを持つチェーン店のレストランの食事やスーパーのお惣菜では、食中毒防止や見た目・食感のために、保存料などの添加物が入っている。添加物たっぷりの食事を食べて、忙しい仕事をこなす。これ、本当に豊かな国の食事なのか。

私は、凝った料理のお惣菜を外で買ってくるよりも、シンプル料理を家で食べる方が好きである。お惣菜のパックの裏に書かれている添加物を見ると、買う気がなくなるのだ。食品メーカーが、材料と合わせるだけのソースなどを次々と出しているが、そんなものが長期間日持ちしていること自体、何が入っているのかがおそろしい。そんなものを何皿も並べるより、醤油・塩・お味噌で簡単調理したものひとつのものでいい。勿論、手作りでおかずがいくつもあれば嬉しいが、体力と時間を考えて無理であれば、そろそろ、品数の多さからの呪縛から逃れたいと思っている。

仕事が早く終わると、近所の豆腐や・肉や・魚やに行って、新鮮な美味しいものを手に入れることができる。会社に毎日行っていた頃は、それが出来ないので生協の配達を頼んでいた。

たまに友人と夕食をとる時は、なるべく個人のレストランを選ぶ。そして、時には自分の家に招いて手料理をふるまいたい。

「お金を払う」時、私たちは自分の意見の票を投じているようなものだ。豆腐や・魚やなどのよい品を扱う個人商店がなくなってしまったら、困るのは私たちなのだ。だから、これはといういい店を見つけたら、その店がなくならないように、出来るだけそこで買い物をしている。

私たち庶民の毎日の豊かな食事とは、テーブルをいろいろな種類のおかずでうめることではなくて、質素でも新鮮で美味しいものを食べることだと思っている。

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お昼はお弁当:ごはんとフードコンテナーにいれたおかずを食べる。

「町の豆腐やを守る」という話は、故丸元淑生氏。

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