「勇気凛々」りんこのブログ

長年勤めた外資系の会社をいきなり退職して会社員脱出!日々思ったことを書いています。

「それで食ってる人がいる」ということ

「お金がすべてじゃない」

そんなこと、誰でもわかっている。もちろん「すべて」じゃない。

お金で買えないものもある。

しかし、現代、自給自足をしない限りは、日々、生活するのにお金はいる。

沢山あれば、なおいい。

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「それで食ってる人がいる」ということ

しかも、「たくさん」だったら?

 

例えば、従業人数万人の大企業の倒産危機。

政府はたいてい乗り出してきて、銀行に債務の猶予や軽減をさせて存続させる。JALは例外的だけれど、それでも再生には力を貸した。

 

東京電力。ここにも沢山人が働いている。「沢山人が働いている」→「税金を払っている」。特に、節税対策の出来る企業より、ほとんどガラス張りの会社員個人の源泉所得税は政府にとって財源だ。何万人の人が職を失ったら、社会保障費が跳ね上がる。もちろん、社会の安定にも影をさす。

 

原発

日経新聞が、「原発反対」に関する話題を載せないのは、紙面の広告主の企業は安い電力を求めていて原発賛成だからだ。食品添加物についても同様。食品会社や、セントラルキッチンでチェーン店へ送っている(離れているから保存料が必要になる)レストラン会社の広告を載せている。

新聞は「記事」を売っていると思いがちだから、わかりにくいが、新聞の大顧客は読者ではなく、広告主である。特に全国紙の全面広告はおそろしく高い。

「経済紙だからフェア」だと単純に思わないこと。

その点テレビは、提供会社が番組やニュースを作成していることが明らかなのでまだいいが、番組内でのコメントも影響を受けていることを忘れずに見るようにしている。

 

花粉症。

私も長年苦しんでいる。春先の日本の様子を見ると、沢山の人がマスクをしていて、コレ、「公害」レベルだ。北京の大気汚染の光景にとてもよく似ている。

マスコミがそういった報道をしないのが不思議なくらい。いやいや、今や耳鼻科医院を始め、花粉症対策品は大マーケットだから、報道しないのは当たり前か。薬品会社もマスコミのお客様だから。私は、根治薬の登場には悲観的である。そう、「それで食べ

てる人がたくさんいる」から。

医療費を軽減するために、政府は杉の木を切り倒してくれないかな?私が耳鼻科医だったら、組織を通して政府に反対を働きかけちゃうから、だめだろうか。春先に耳鼻科に行くと、本当に繁盛している。耳鼻科のお医者さん、花粉症患者がいなくなったら、嬉しいですか?

癌の抗がん剤、化学療法なども、効かないどころか死を早めると最近わかってきているが、止められない。それは.....。

 

水で走る自動車の発明。

発明者に、圧力が。圧力どころか、亡くなった方もいる。

そう、言わずもがな、自動車が水で走ると困る人たちがいるのだ。

石油は大きな資本。

 

アメリカの戦争開始の引き金になった情報が誤りだったとわかったイラク戦争。自作自演が疑われている9.11。

時々戦争が起きないと、困る業界がある。逆に言うと、戦争が起きると潤う業界。戦争が起きるだけでなく、不安を煽って各国が軍備増強すると潤う業界。その業界が、政治家に多大な寄付をしていたらどうだろう?

 

例は沢山あるが、このへんまでで。

情報の判断をする時、「目的は何か?」以外に、「そのお金を払っているのは誰か?」「その顧客は誰か?」と考えるようにしている。

そして、それを変えるマーケットの変革が起こりそうになると、既得権益者がその邪魔をする。

有名な例だと、少し古いが、ヤマト運輸の宅急便。残念ながら、創業者の小倉昌男氏はお亡くなりになったが、その戦いは興味深い。

また、ここ数年だと、楽天とともに、最高裁まで訴訟で争ったネット医薬品販売のケンコーコムケンコーコムについては改めて別に書きたい。

 

小倉昌男氏の本は、何冊も出ている。下の「経営学」は、ベストセラー。中古価格が落ちていないところを見ると、「読み捨て」でない、手元に置きたい本だとわかる。

食品添加物についての著作・講演で有名な安部司氏のベストセラー「食品の裏側」。この方をテレビで見ることはありません。もちろん理由は...

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